受け入れてくれる“味方”を増やして

今回は、「大人が誤解している「子どもの発達障害」支援の現実…のび太が身につけた生きる術」という記事をご紹介します。

少し長い記事なので、要点を以下にまとめました。

1.受け入れてくれる大人(味方)を増やす

2.”普通の子”を求めるのではなく、その子の困りごとに寄り添う支援を

3.困りごとに対してどうすれば良いかを具体的に示す積極的行動支援

記事の中にも出て来ますが、ドラえもんののび太くんは皆さんご存知の通り、色々なことが少し苦手な子です。

勉強もスポーツも苦手で、ジャイアンやスネ夫からはいじめられています。

でも、温厚で優しく、ドラえもんの道具をどう使うか、良い悪いは別にしてすぐにアイデアが浮かびます。

怠け者で意志が弱いところがありますが、ここぞという場面では決して諦めない力強さを持っています。

そんなのび太くんの味方は、パパやしずかちゃん、出来杉くんです。

“味方”とは、支持や応援してくれる人のことを指しますが、パパやしずかちゃん、出来杉くんは何でものび太くんの味方をする訳ではありません。

のび太くんが悪いことをした時はしっかりと叱りますし、のび太くんのためにならない事は止めます。

勉強が苦手なら、どうすれば勉強できるか一緒に方法を考えますし、のび太くんが出来た時は自分のことのように喜びます。

“味方”とは、そういう存在なのです。

ですが、発達にでこぼこのある子の場合、残念なことに家族でさえ”味方”ではないことがあります。

想像してみてください。

大好きな家族から、他の子と比べられたり、苦手なことを強要されたり、出来ないことを責められたりするのです。

家族は、その子のためになると思っての行動でしょうが、発達にでこぼこのある子にとっては全くの逆効果。

続けていると敵認定されるどころか、下手するとその子の命に関わることさえあります。

そんなことは誰も望んでいませんよね。

発達にでこぼこがある・ないに関わらずですが、他人と比べたり、苦手なことを強要したり、出来ないことを責めたりするのではなく、その子がどうすれば出来るようになるのかを一緒に考えて、色々な対処方法をあれでもないこれでもないと試していく人物こそが、その子にとっての”味方”なのです。

ですから、そんな”味方”をぜひ増やしてください。”味方”は、いればいるほど心強いものです。

”味方”になってくれる人が周囲になかなかいない時は、私たちの定例会にご参加ください。あなたの”味方”だと声を大にして言える私たちがお待ちしています。