今回は、発達障がいの基礎知識が学べる動画をいくつかご紹介します。
専門的な用語がたくさん出て来ますが、何となくふんわりと分かれば大丈夫です。
これらの動画を見て、「あれ?自分にも当てはまる特性がある気がする…」と思ったそこのあなた。
その気付きは正しいです。
ASDの動画の中でスペクトラムという言葉が出てきますが、発達障がいと診断されていない「普通の人」の中でも、発達障がいの特性を大なり小なり持っている人は多く存在します。
片付けが苦手、努力が苦手、人付き合いが苦手、じっとしているのが苦手、運動が苦手。
こういう”苦手”なことは、誰でも必ずと言っていいほど持っていますよね。
「普通の人」たちの間で”苦手”という言葉でひとくくりにされがちなこれらは、発達障がいと診断された人たちが抱えている特性でもあります。
片付けが出来ないなら、モノの住所を決めて、住所にはモノを片付ける場所だというラベルを貼る。
発達障がいの特性に対処する方法の一つですが、この対処方法は「片付けが”苦手”な普通の人」にも有効です。
片付けが苦手でなくても、ラベルがあることでモノを片付ける場所が分かりやすくなり、片付けの時間や負担が減るというメリットがあります。
このように、発達障がいと診断された人たちが過ごしやすいよう整えられた環境は、「普通の人」たちにとっても過ごしやすくなるのです。
よく、発達にでこぼこのある子が環境を整えて欲しいと配慮を求めると、「甘え」「わがまま」と受け止められることがありますが、それは違います。
発達にでこぼこのある子が過ごしやすい環境=「普通の子」にとっても過ごしやすい環境、なのです。
過ごしやすい環境での生活は、個人の能力を向上させる力にもなります。
そう考えると、やらない手はないですよね。
環境を快適にしたいけど、どうすれば良いのか分からないという場合は、私たちの定例会にご参加ください。多少なりともアドバイスが出来ると思います。