今回は、「子どもの「こころ」専門家が解説 発達障害の子を伸ばす「療育」とは」という記事をご紹介します。
発達にでこぼこのある子は、その特性により色々な場面で失敗したり怒られることが多く、自己肯定感が低くなる傾向があります。
誰でもそうだと思うのですが、失敗したり怒られたら大なり小なり心が傷付きます。
自分が悪いと分かっているのなら、自分で自分を責めて心の傷をさらに広げますし、自分が悪いと思っていないのなら、悪いことをしていないのに怒られたと傷付きます。
「自分は悪くない」と反発する子もいるでしょうし、失敗したり怒られても平然としている子もいるでしょうが、そういう子たちも傷付いていない訳ではないのです。
自分の心は自分でも目に見えないものですから、その子が傷付いているかどうかなんて、外から見て分かるものではないですよね。
大人でさえ、自分の心に傷が付いているかどうか分からない場合がありますから、子どもなら傷付いている自覚すらしていないこともあるのではないでしょうか。
目に見える傷なら、治ってきた事が分かりますが、目に見えない傷はどうでしょう。
身体の傷も大きいものだと痕が残ったり、大き過ぎるものだと命に関わって来ますが、心の傷も同じです。
大きく傷付いた心が元に戻るには長い静養が必要となりますし、完全に壊れてしまったら元には戻れません。
心がボロボロになってから後悔しても遅いのです。
そうなる前に、出来ることは全部やるくらいの心意気で、その子に合った対処方法を探してあげてください。
どうすれば、その子ができるだけ失敗したり怒られなくて済むようになるか考えてあげてください。
前より少しでも出来るようになったら、出来るようになって来ていることを本人に教えてあげてください。一緒に喜んであげてください。
なかなか上手くいかないこともあるでしょうし、心が折れそうになることもあるでしょう。
大変なことも多いでしょうが、それでも、その子の心が壊れてしまうよりはマシなはずです。
でも、人1人を1人で支えるのは限界があります。
発達にでこぼこのある子の心を守ることも大事ですが、支える側の人間の心を壊れないようにすることも、とても大事なことです。
1人では無理だと思ったら、すぐに周囲に助けを求めてください。
家族でも無理そうだという場合は、福祉に助けを求めてください。
どうやって助けを求めれば良いか分からないという場合は、私たちを頼ってくださいね。ご連絡をお待ちしています。