本日、11月5日は津波防災の日です。
今回は、川南町が公開している「災害時に手助けが必要な人のための防災行動マニュアルについて」をご紹介します。
一般的な防災マニュアルですが、確認していない方も多いと思いますので、是非この機会に避難場所など確認しておいてください。
発達にでこぼこのある子は急な変化が苦手です。
感覚の鋭い子では、緊急地震速報の大きな音に驚いて動けなくなったり、周囲の動揺を敏感に察知してパニックになってしまうことも多いです。
大きな災害が発生した時は特に環境が急激に変化するので、”普通”の人よりも強いストレスを感じてしまいます。
もちろん、普段から学校などで避難訓練は行なっていると思いますが、それ以外の場所で被災した場合については訓練していませんよね。
家庭で地震や津波などに見舞われた時や、それ以外の時はどうするのか、数年に一度でも良いですから家族全員で話し合う機会を設けてみてください。
大きな地震の後、津波警報が発令された。
家が倒壊し、避難所に移らなければならなくなった。
家族と離れている時に被災してしまった。
スマホなどの連絡手段が通信障害で使えない。
これらは大きめの災害で実際に起こったことですが、こういう事態に備えて事前に家族で取り決めをしておいた方が良いことがたくさんあります。
津波警報が出されたら、どこに避難するのか。
学校で被災した場合、本人や家族はどう行動するのか。
避難所に移らなければならなくなった時、必要なものは何か。
スマホが使えなくなった時どうするか。
各ご家庭で必要なものは違って来ますが、普段から備えているのといないのとでは大きな差が生まれます。
災害に完璧に備えるのは難しいですから、想定出来る範囲内だけでもある程度準備をしておくと安心なのではないでしょうか。
また、発達にでこぼこのある子に「こういう時はこうするよ」と事前に告知しておくと、実際に被災した場合でもスムーズに行動に移せるようになります。
9月1日の防災の日や、11月5日の津波防災の日、学校などで防災訓練があった時、実際に台風や地震などがあった時などに、こういう時はこうしますと都度都度告知をしておくと、本人も心の準備が出来ていくのではないかと思います。
他にも、発達障害情報・支援センターが公表している「災害時の発達障害児・者支援について」というサイトでは、東日本大震災の時に実際に被災した方々の経験談が掲載されています。
こちらも是非、一度は目を通してみてください。
災害はいつどこで発生するか分かりません。
いざという時のために今出来ることがあるのであれば、早め早めに行動しておくと後悔が少なくて済むかと思います。
実際に災害が発生してしまった時は、私たちがいることを思い出してご連絡ください。1人じゃないです。困難な時こそ一緒に支え合いましょうね。