今回は、『特別支援教育が「どんな子どもの発達にも」効果的な理由』という記事をご紹介します。
発達にでこぼこがある・ないに関わらず、子どもを育てる方法を学校などで学んだという保護者はほとんどいないのではないかと思います。
産まれたばかりの赤ちゃんのお世話の方法なら、出産する病院などで開催されている母親教室・両親教室などで学んだという方も多いと思いますが、ある程度大きくなってからの子育て方法は誰からも教えられていないはず。
では、子育ての方法というモノを学んでいない中で世の中の保護者はどうやって子育てをこなしているのかというと、自分が親からされていたことや育児書、周囲の人の話、ネットの情報などを参考にしているのではないでしょうか。
私たちは幼い頃から色んなことを園や学校で学びますが、子育てだけは赤ちゃんのお世話の方法以外、しっかりと学ぶ場が無いのが現状です。
これでは、個人によって差が大きく出てしまいますよね。
自分がやっていることが子どもにとって良いことなのか悪いことなのかすら判断が出来ず、子どもが問題を起こすようになって初めて、自分の子育ては子どもにとって良くない方法だったのではと思い悩む保護者も多いのです。
そんなことにならないよう、育児書やネットの情報などを読みあさり、ああでもないこうでもないと悩みながら子育てしている保護者は多いと思いますが、そんな悩める保護者にオススメの育児方法があります。
発達にでこぼこのある子を育てている保護者なら一度は聞いたことや見たことがあるのではないかと思いますが、「ペアレント・トレーニング」は発達にでこぼこがある・ないに関わらず、保護者が身につけておくと育児がとても楽になる方法です。
楽をするのは良くないのではと思われるかもしれませんし、周囲からも子育ては大変なモノ、楽をするのは良くないと言われるかもしれません。
でも、保護者に余裕がある状態と無い状態、どちらが子どものためになるでしょうか。
ちょっと考えれば、どちらが良いかなんて分かりきっていますよね。
余裕のある状態で子育てするためにも、子育てが楽になるペアレント・トレーニングを学んでみてください。
しっかりと学びたいというのであれば、数は少ないですが学べる場がいくつかありますし、分かりやすいマンガが多めの本や、もっと詳しく載っている本もあります。
ネット上でもある程度は学べますが、やり方が間違っていたりする場合もあるので少し注意が必要です。
何より大事なのは、ペアレント・トレーニングで学んだことをそのまま機械的に実行するのではなく、その子に合うように微調整すること。
小さい子はスポンジのように色んなことを吸収しますが、いくら良い方法でも合わないモノを押し付けてしまうと歪んでしまう可能性だってあります。
ペアレント・トレーニングはオススメの育児方法ではありますが、これさえやっておけばOKという単純なモノではありません。どんな子でも必ず微調整は必要です。
慣れない育児で大変な思いをしている保護者は多いと思います。
そんな保護者こそ、誰のためでもなく自分のためにペアレント・トレーニングに取り組んでみてください。
暗い中で手探りしつつ正しいかも分からないまま進むしかなかった育児という道が、ペアレント・トレーニングに取り組むことでほんのりと明るく見えてくるのではないかと思います。
ペアレント・トレーニングについて聞きたいことや悩んでいることがある時は、私たちにご相談ください。育児に悩んでいる者同士、悩みごとの参考になるお話の一つくらいは出来るのではないかなと思います。