今回は、『10人に1人が発達障害…公認心理師に聞く「ADHD」の困りごとや接し方のコツ』という記事をご紹介します。
発達にでこぼこがある・ないに関わらず、小さい子は衝動的に走り出してしまうことがあります。
例えば、保護者と手を繋いで散歩していた時、目の前に飛び出して来たねこちゃんが道路の向こう側へと走り抜けて行った場合。
動物が好きな子であれば、「ねこちゃんに触りたい!」という衝動を抑えられず、周囲の状況(車が向かって来ている)などお構いなしに保護者の手を振り払ってねこちゃんを追いかけてしまいます。
そんな風に小さい頃は何度もヒヤヒヤしたという経験を持つ保護者も多いのではないでしょうか。
発達にでこぼこがある子の場合、そもそも手を繋いでくれないことも少なくありません。
何度繋ぎ直しても繋いでいる手をねじ切るようにして振り解き、自由を謳歌するのです。楽しそうにあちこち移動する本人をハラハラしながら見守る保護者に気の休まる時などありません。
また、園児の頃なら保護者がずっと手を繋いでいることも出来たでしょうが、小学生となるとそうもいきません。一人で登下校しなければならない場合も出て来ます。
新一年生になるにあたり、練習も兼ねて学校までの通学路を本人と一緒に歩いてみたら、その途中でヒヤリとすることや危ないなと思う所が何ヵ所かあり不安感が増した。
気をつけるよう言い聞かせつつ数日だけ一緒に登校したりしたけれど、保護者がずっと一緒に登校できるはずもなく、一人で家を出る我が子を見送りながら事故に遭わないようにと祈るしかなかったという保護者も多いだろうと思います。
実際、小1の子どもの事故件数は小6の子どもの約3.2倍にもなるのだそうです。
重大な事故には繋がらなかったとしても、下校途中で通学路から離れて迷子になったとか、道草しまくりで暗くなるまで帰って来なかったとか、一歩間違えれば警察のお世話になっていたのではと思うようなヒヤリハットが続いた場合、保護者の心労は計り知れませんよね。
心配し過ぎだとか、子どもはそんなものだという周囲の声もあるでしょうが、一番身近で本人を見ている保護者が気になっているということ自体が重要なのです。直感大事。気のせいにしちゃダメです。
発達にでこぼこがあるのかもしれませんし、違うかもしれませんが、発達にでこぼこがある・ないに関わらず療育はするに越したことはありません。
そして、療育は始めるのが早ければ早いほど良いと言われています。
病院や発達支援センターに行くのには抵抗があるという場合でも、ペアレント・トレーニングなら本などで軽く学ぶことが出来ますから、とりあえず見よう見まねでもペアレント・トレーニングを始めてみてください。
上手くいくようならそのまま続ければ良いですし、それでも状況が変わらないようなら、専門家の手を借りた方が本人や保護者の為になるかもしれません。
何よりも、しんどいのを我慢しないでください。
我慢しても良いことなんてありませんし、しんどい状態で子育てしていたら、普段なら上手く行くものも上手く行かなくなってしまいます。
どこに相談すれば良いのか分からないという場合は私たちを頼ってくださいね。
私たちは現在進行形で発達にでこぼこがある子を育てています。どこに相談すれば良いのか知っています。
役場に行くのはちょっと、という場合でも、同じ保護者の私たちになら少しは相談しやすいのではないでしょうか。
改まって相談するのは気が引けるという場合は、6月24日(土曜日)に開催されるイベントにご参加ください。
そこなら小さいお子さんがいる一般の方も参加されますので、相談するしないに関わらず、お子さんと一緒に是非遊びに来てください。無料ですし、お子さんにはお菓子もあります。
皆さまのご参加を心からお待ちしております。