年度変わりの忙しい日々をお過ごしでしょうが、
皆さん体調は大丈夫ですか?
子どもたちは春休みも終わって、1学期がスタートしたり、
卒業している子どもたちは入学前の準備などで
バタバタしていることと思います。
私事ですが…
うちの子もこの春高校進学します。
先月あった入学説明会で、これから新しく始まる学校生活について、
学科の先生たちに相談をしてきました。
①学習障がいがあるので配慮を貰いたい
②高校でも保育所等訪問を受けたい
高校では特別支援学級という体制が整っていないところも多い中、
先生方の反応がどうなのかとても不安でした。
ところが、
びっくりするほど発達特性について理解があり、
相談したかったこともスムーズに受け入れてくれました。
「発達特性は誰もが持つもの」
「事前にこうやって相談してくれる方が
アプローチの仕方を最初から考えやすいのでありがたい」
「授業がわからないのは、その子の勉強不足ではなく、
わかりにくい授業をする先生が悪い」
何とも心強い言葉を言ってくれたのです。
うちの子は、小・中学校で特別支援学級に在籍しました。
ASDのほかにも、ペルテス病も患っていたので、
身体的にもサポートが必要でした。
小学校の支援学級の先生から
中学校の支援学級の先生へ申し送りをしてもらい、
中学校の特別支援コーディネーターが、
入学式の事やこれからの学校生活のことを話し合うための
面談の機会を入学前に作ってくれたのを思い出しました。
中学校では、
教科担の先生と支援クラスの先生との連携が上手くいかなかったり、
意識が違ったりすることで対応に違いがでたり、
合理的配慮もハード面やソフト面で難しい状況に直面し、
小学校ではあまり感じられなかったいろんな困難にぶつかりました。
そんな状況から、学習についていく事が出来なかったり、
学校自体も通う事が難しくなったりすることが増えてきました。
でも、中1の夏休みから放課後等デイサービスを利用するようになって、
療育を受けたり相談支援専門員にいろんな相談をしたりして、
合理的配慮がなかなか難しい中学校とのやり取りを
「保育所等訪問」という支援でサポートしてくれてたおかげで、
行きたくないと言い続けた学校も
何とか最後まで続けて行くことができたのかな…
と振り返ると思います。
※これはうちの子の場合で、
全ての特性ある子がそういう風になれると
言っている訳ではありません。
子どもに放課後等デイサービスを利用してほしいと思っていても、
利用させるのもそれに繋げるまでも難しいことも多いです。
自分以外の家族でさえも子どもの特性を受け入れられなかったり、
子育てを責められたり、辛い思いをすることばかりだから、
社会福祉を受けるなんて、
ハードルが高すぎてなかなかだったりする。
本人自身も特性を受け入れられなかったりするし。
難しいですよね…。
世間一般と気軽に繋がれるよう
発達特性という枠のハードルを下げたいという思いがあって、
このリエゾン川南の活動を前年度もやってきました。
前年度は、解散していた川南町の自立支援協議会がやっと復活して、
今年度は川南町社会福祉協議会に
障がい者基幹相談支援センターが設置されることになりました。
先月は、2回目の自立支援協議会の会議があり、
今年度からの障がい者・児福祉計画についての素案が
話し合われました。
(リエゾン川南は、町の自発的活動支援事業の補助も受けて
活動しています。)
今回の素案の中のこれまでの実績やデータの中では、
制度のはざまで手帳を受けられない
発達グレーゾーンの子ども達が拾い上げられていないことに
気づきました。
そういう制度の間で困っている子ども達や親に対しても
分かりやすい制度や支援になるといいですよね。
リエゾン川南で出来ることも小さく、
皆さんの心の拠り所となるには程遠い存在かもしれませんが、
次年度も何かしらお役に立てることがあるといいな
と思いながら活動を続けたいと思います。
気楽に
気軽に
無理なく
のスタンスで。
参加できる時に
相談してみたい時に
参加してみようかな
相談してみようかな
のスタンスで。
今年度もよろしくお願いします。