「発達障がい」についての理解が広がりつつありますが、まだまだ一般的には発達障がいとはどのようなものなのか周知されていないことが多く、一般でいう子育てから不安がいっぱいの親御さんにとっては、発達が気になるお子さんの子育てをどうしたらいいのかと更にパニックになる方も多いかと思います。
そこで、2024年3月9日に放送されたNHKの「気になる子どもの発達」についてご紹介。
発達は人それぞれです。
放送の内容の中にこのようなコメントがあります。
『よく「子どもをどう理解して、どう変えようか」が話題になりますが、親自身にもさまざまな特性があります。そして、親子の組み合わせや、友だちや先生などとの関係があり、いろいろなところでぶつかり合ったり共感したりします。特性が違う人たちが、理解という形でつながるのがいちばんですが、自分の特性を理解することで人生が豊かになるかもしれません。 特性同士の相性もあります。何が悪いというわけではありませんが、理解がしやすくなると思います。』
そう。私たち親にも特性があるのです。自分たち親以外の大人も、それぞれ特性があります。そう考え、お互いを知ることで楽になることも増えてくるかもしれませんよね。
自分が年齢を重ねるにつれて成長してきた段階と、自分の子どもが成長する段階を重ねがちですが、自分の子どもであっても、脳の機能は一人一人違い発達状況も変化します。
どのように声掛けや対応をすればいいのかは、その子一人一人の特性に気づくことで、見えてくることがあるかもしれません。そうすると心の余裕も出てきて、パニックになる回数も減ってくるかもしれませんよね。
世の中にはいろんな特性や価値観・性格の人がいます。どの場面で、どのような関係性で自分以外の人と出会うか、交流があるのかは人それぞれですので、お互いの特性を理解したからと言って楽になれるとは一概に言えません。
ただ、親がその子どもや子どもの身の回りの人たちの特性を知っておくだけでも、子どもは生きやすくなるでしょうし、安心することも増えてくると思います。
脳の機能の違い(特性)を理解すると、子どものよいところが見えてくる。
どうすればいいのかわからないことで不安になったりイライラしたり、時には子どもに辛い言葉を放ってしまったりすることもあるかもしれませんが、子どものよいところを注意して見てみることが、もしかすると自分が楽になることへの近道になるかもしれません。
それでも不安で誰かに相談したい時には、私たちの定例会にぜひご参加ください。お待ちしています。