昨日、第2回リエゾン川南勉強会が開催されました。
今回は、宮崎県中央発達障がい者支援センターのセンター長である水野さんをお招きして、発達特性と支援について講和をして頂きました。
「発達障がいは、診断名ではない」
「世界分類で言えば、ポピュラーになってきたASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如多動症)などなど、”○○症”という文言で今は診断されている。」というお話や、
「発達特性のピースは誰でも持っている」 「ピースが多いか少ないかでもなく、生活環境下において、そのピースがあることでサポートが必要になるかどうかで診断を必要とする」というお話などがありました。
みんなそれぞれ個性や特性があって当然で、ただただ個性や特性があるというだけなのに、世の中(それぞれの地域)で生活していく中で大勢多数の人たちの中では困り感が強く見られたり、阻害視や特別視されたりする。
特性がある人たちが生きづらく感じるのは、その周りの人たちの理解不足や偏見があるから。
そう改めて感じる勉強会でした。
水野さんは、地域や教育の現場の意識改革のために日々活動をしておられ、特性への対応・支援の仕方についての研修や勉強会など、県内・外でも活躍されています。
そんな水野さんからの対応や支援についての講和はとても分かりやすく、講和を聞きながら子どもへの対応を振り返ってみても、特性をもっともっと知っていけば、これまで悩んできた子どもの癇癪や不安定さに戸惑わず、お互いの生活がもっと楽に生きやすくなれるのではと、とても勉強になりました。
特性や症状・状態はその子によってさまざまで、こう対応すればみんな同じように上手くいく…とかはありません。
ライフステージによっても保護者が抱える悩みや不安は様々です。
今回の講演のスケジュールは短いもので、アンケートでももっといろいろ聞いてみたい!という意見が多く書かれてありました。
なので、専門的な話を聞くことで抱えている悩みや不安が少しでも解消する機会が作れるよう、今後も勉強会を計画していきたいと思います。
その時はまた是非参加してみてくださいね。
こういう事を聞いてみたい!などありましたら、問い合わせにてご意見お待ちしています。